サクサク香ばしい焼きたてのトーストが大好き!朝食は、食パンの味をシンプルに味わうバタートーストひと筋、40年の私。
専門店の高級食パンや、焼きたてを売っている町のパン屋さんはとっても美味しいけれど、毎日のこととなると、スーパーで買うのが手軽ですよね。でもスーパーには多くの種類が並んでいて、迷ってしまったことってありませんか?決め手はやっぱり、美味しさだと思いますが、毎日、食べるものなので“原材料”にも注目しています。トースト歴40年を経て私がたどり着いたのは、毎日食べても飽きない、原材料も信頼できる、この商品!
1位 超熟 国産小麦 角型!
スーパーで購入する食パン、私の結論は「超熟 国産小麦・角型」!
「超熟」と名の付く食パンには、「超熟」と「超熟 国産小麦」があり、それぞれ角型と山形があるので、混同されている人が多いのでは?「超熟 国産小麦」は、そうでないのと比べて価格が約2倍。これは大きい…。でも、この差はシッカリ味の違いとして表れていると思うのです。食べ比べてみると、きっと違いがわかるはず!
しっとりモチモチ感が堪能でき、ミミも薄くてサクサク。なにより香りが違います。「超熟」より「超熟 国産…」は味・食感・香りともグレードが違うっていう感じです。
2024年1月、さらに美味しくなった「角型」
そしてそして、この記事を書くにあたり、製造元のパスコのホームページを見て発見!(2024.1.15現在)〈2024年1月リニューアルポイント〉角型の特徴である「しっとりさ」「やわらかさ」などを向上しました。特に生で食べた時の角型らしさをお楽しみいただけます。との記載‼ 3日前にこの「超熟 国産小麦」角型3枚入りを買って、このコメントを知らずに食べちゃったではないですか!確かに3日前、おぼろげながら「あれ?美味しい!」と感じていました。さっそく、再購入してみると、やはり美味しさアップを実感!いつも通りバタートーストにしてみると、ミミがサクサクして軽く、もっちり感はさすが超熟!しっとりしていて、どんどん食べ進んでしまいます。私はどちらかというとサックリ感のある「山型派」なのですが、この角型は、サクサク感もありながら角型ならではのしっとりモチモチ感を兼ね備えていて、当に美味しい。だから文句なしで1位!
サクサク感重視なら、山型を選ぶべし
サクサク感重視なら「超熟 国産…」の山型ももちろんイイです。しっとりモチモチより、サクサクを重視するなら山型を選んでも十分満足できます。
コスパ重視なら、「超熟」の角型、山型。私もかつてはコスパのいい「超熟」を購入していました。「超熟」も国産小麦粉を13%使用していますし、原材料の良さについては「余計なものは入れない。」とパッケージに謳われており、十分満足していたはずでした。が、「超熟 国産小麦」はさらに原材料に差が!
原材料に納得!
「超熟」→小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む)
「超熟 国産小麦」→小麦粉(小麦(国産))、砂糖、バター、パン酵母、食塩、醸造酢、米粉(一部に小麦・乳成分を含む)
パッケージの原材料を見て、ビミョウな違いが。ピンクのマーカーの部分、「超熟」は小麦粉(小麦(国産))、「超熟 国産小麦」は小麦粉(小麦(国産))と記載されています。似ていますがちょっと違う‥‥‥何がどう違うのかよくわからん!ということで、パスコお客さま相談室に電話してみることに。電話口に出てくださった方の説明によると…
電話でパスコに聞いてみた!
「超熟」に記載の小麦粉(国内製造)は、国産小麦と外国産小麦(アメリカ、カナダ)を国内で製粉し、その小麦粉をブレンドして使用しております。ちなみに国産小麦は13%です。
「超熟 国産小麦」に記載の小麦粉(小麦(国産))は、国産の小麦を国内で製粉し、その小麦粉を100%使用しております。
なるほど、外国産の小麦をブレンドしているか、国産100%かの違いなんだ!納得!
外国産小麦ブレンド商品が大多数!国産小麦100%商品は希少!
ほかのパンメーカーの商品もほぼすべてに小麦粉は「国内製造」の表示。国産と外国産がブレンドされているようです。「国産小麦」とうたっている食パンはあるのですが、原材料を見ると、複数の材料が記載されていて……。パスコが一番シンプルでした。「余計なものは入れない」というキャッチフレーズは、素材の良さをうたっていたんだと、改めて認識しました。
焼きたてパン専門店もしかりで、なかなか国産小麦粉100%を使用している店は少なく、あったとしても遠方だったり、私が知る限り1000円超えの高級価格だったりするので、「超熟 国産…」は購入しやすくコスパもいい、ということになるのではないでしょうか。
意外と新しい「超熟 国産小麦」
パスコのHPによると「超熟」は1998年に誕生、2015年に超熟全商品に国産小麦が配合されるようになり、100%国産小麦の「超熟 国産小麦」もこの時から発売。当初は山型しかなかったらしく、2021年になって角型が誕生。角型って、意外に新しく、誕生からまだ4年しかたっていなかったんです。強いグルテンが含まれる「ゆめちから」という品種の国産小麦が使われ、パスコ独自の製法でパンが焼かれているから、あのもちもち感が生まれたんだそうです。
「超熟」業界売り上げは「3位」、人気は「1位」!
スーパーにたくさん並ぶ食パン。一般的にどの商品が売れているのでしょう?
「食パン・食卓パン」カテゴリーの売れ筋ランキング 日本食糧新聞news.nissyoku.co.jp(食品POSランキング2021年10月~2022年3月)。
1位 パスコ超熟食パン6枚
2位 ヤマザキロイヤルブレッド6枚
3位 フジ ネオレーズンロール6個
4位 フジ 本仕込食パン6枚
5位 パスコ超熟食パン5枚
パン業界の売り上げのトップ3 業界動向サーチgyokai-search.com
1位 山崎製パン9,805億円
2位 フジパングループ本社2,689億円
3位 敷島製パン(パスコ)1,543億円
売り上げでは、山崎製パンがダントツ! ヤマザキパンは種類といい、品数といいとっても豊富。でも商品の人気ランキングでは敷島製パン(パスコ)の「超熟」が1位。私も以前は何十年もヤマザキのロイヤルブレッドを愛食していましたし、上位を占めるパンはよく買うものばかり。業界大手の製パン会社が商品開発にしのぎを削ってくれたおかげで、美味しいパンがいろいろ提供されているんですね。
スーパーでは複数の製パン会社がしのぎを削っている
山崎製パン、フジパングループ、敷島製パンは国内3大製パン会社としてよく知られており、スーパーの独自ブランドや地元のパンメーカーなども加わわって、スーパーの陳列棚は食パンだけでもぎっしり、バラエティに富んでいます。どのメーカーもパッケージにパン好きの心をくすぐる美味しそうなキャッチコピーが記され、パンメーカーの商品開発に余念がないことがわかります。
フジパンの山型食パン「北海道小麦」も国産小麦100%
フジパンの「北海道小麦」も、国産小麦100%。「2種類の北海道小麦をブレンド、厳選したバター(国産)」がキャッチフレーズ。北海道小麦だけが使用され、バター、砂糖、塩も国産にこだわって作られています。こちらも、とても美味しい! こちらは山型のみの販売。パンがキメ細かい感じで、トーストするとサクサク軽い感じ。価格は260円で、「超熟 国産…」より2割ぐらい安いのも嬉しいところ。個人的に、しっとりモチモチが好みなので、軍配は「超熟 国産…」に上がりました。
原材料は→小麦粉(小麦(北海道産))、砂糖、バター、食塩、脱脂粉乳、パン酵母、醸造酢加工品、ビタミンC、(一部に乳成分、小麦を含む)
「超熟 国産…」と違うのは米粉が使われていない点。しっとりモチモチ感は、米粉にあるのかも…。
また、取り扱っているスーパーが少ないのもネックになり、これまでに1回しか購入していません。
廉価な商品でも
200円までの“中堅どころ”の食パンなら、シンプルなバタートーストでも十分満足する味わい。100円そこそこの廉価な商品は、よくぞこの価格でと企業努力に感心させられます。ジャムや、卵、ハム、チーズ、野菜など定番の副菜をトッピングすることで風味をフォローでき、十分満足。卵液をたっぷり含ませるフレンチトーストにするなら、低価格の食パンでも美味しく作れると思います。
また業務スーパーのでっかい天然酵母食パンも「1日1万本売れてます」とのキャッチフレーズ通り、甘くもっちりした食感は万人受けする美味しさ!大手メーカーの2倍の大きさで250円前後と、コスパは超一級。さすが業スー! ただ、甘みがやや強めなので、長期間だと飽きてしまうので、数か月に1度の購入サイクルとなっています。
これからも食パン愛に生きたい!
朝食トースト40年の私は「超熟 国産小麦」に出合うまで、その7割は山崎製パンのロイヤルブレッドを愛好、特売の超芳醇やフジパン本仕込にも魅了され、飽きるとレーズンブレッド、ネオバターロール等にも食指を伸ばしてきました。
また、恒例となっている「春の食パンまつり」をはじめ、各社のキャンペーン企画も魅力的。白いお皿も食器棚にたくさんありますし、ミッ〇ィーのエコバッグも愛用しています。町のパン屋さんだって、モチモチで美味しい商品がわんさかあって、パン好きの私を魅了してくれます。でも今、リピするのはやっぱり「超熟 国産小麦 角型」。
スーパーを足場に、近所のお店、地域の専門店、旅先で探す名店など、これからも私の食パン道は続きます。職人さんや企業努力による新たな美味しさを求めて、明日もバタートーストで、私の一日が始まります。
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